スマホの料金を安くする(端末も買替える場合)

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スマホの料金を安くする、端末も買い替える場合

シニア向けスマホ本体の買い替え時も格安SIMカードを提供している会社(MVNO)から購入して格安SIMも契約するのがほぼ最安です。全ての格安SIM事業者がスマートフォンを売っているわけではありません。

ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの4キャリアのうち、楽天モバイルだけ端末購入を含めてスマホの料金を安くするのに適したスマートフォン機種とプランがあります

またサブブランドであるy!mobileやUQモバイルも選択肢には入ります。(特にらくらくスマートフォンがほしい場合)

MVNOと聞いて?となる方もまだいらっしゃるかと思います。簡単に言うと格安SIMカードを提供している事業者のことです。正式には「仮想移動体通信事業者」と言います

結論から書くとシニア 向けスマホとして当サイトが、お勧めするシニア向けスマホ機種は5機種です。
(管理人彦左の好みで、やや国産に偏り気味です)

  • iPhone12~15(中古です。)
  • AQUOS sense9(AQUOSwish4
  • らくらくスマートフォン(新型)
  • arrows We2

スマホ本体は長年使うより、3年~4年くらいで乗り換えるのが得策

機械物(ハードウェア)は少し高くても良い物を買って長く使いたいと思っているのですが?

スマホ・パソコン・デジカメなどはせいぜい3年~4年で乗り換え(買い替え)するのがお勧めです。
私の友人もデジカメ等は、買えるだけ高い物を買って長く使う主義です。しかし2世代くらい後から発売された(数年後に発売された)機種に比べると明らかに画質も使い勝手も差が出ています。

スマホは特にバッテリーが劣化します。シニアの場合ハードな充放電はしないと思いますが、やはり4年ぐらいが目安でしょう。またOSのサポートが3年から4年で切れることが多いです。

バッテリー交換してくれる業者もあるようだけど?

はい、スマホの機種によってはバッテリー交換も長く使う手段です。iPhoneの場合10年ほど前の機種でもバッテリー交換可能(民間業者)です。OSのサポートが切れるのが一番問題です。(セキュリティに関するリスクが高くなる)

スマホ本体に関してはキャリア・MVNOを乗り換えるのがお得

スマートフォンは、4年ごとぐらいでキャリアかMVNO(スマホを売ってる事業者から)を乗り換えるのが一番お得(2万円~4万円得)になります。最近は解約期間などの縛りがないことがほとんどです。
古い機種をバッテリーの残量を気にしながら使うより、はるかに快適です。

携帯ショップ店頭にあった、1円スマホとか0円スマホとかのPOPを覚えている方も多いでしょう。
いまでも2年返却方式(いわゆる“分割+返却プラン”)数10円のPOPも見かけます。
完全に購入する時に関しては以前ほど極端な価格表示は無くなりました。

これは、スマホ買い替え時の割引については、総務省が「過度な割引を抑制する」ために一定のルールを設けています。

2年返却方式(いわゆる“分割+返却プラン”)について

➤ スマホを分割払い(主に48回)で買うけど…
  • 実際には2年間(24回分)だけ支払います。
➤ 2年後にスマホを返却すると…
  • 残りの支払い(25回目~48回目)は不要になります。

つまり10万円のスマホが5万円の支払いで済む(返却すれば)
2年ごとに最新機種に乗り換えやすい
破損したら修理費が高くなる時がある。
自分の物にならない(車の残価設定ローンのような感じ)

総務省の主な指導・規制内容(2024年時点)端末値引きの上限:最大44,000円まで

  • スマホを回線契約とセットで販売する場合、割引額は最大で「44,000円(税込)」まで
  • MNP(乗り換え)優遇の是正 乗り換えだけでなく「新規」や「既存ユーザー向けの機種変更」でも、ある程度割引があります。
  • 実質価格の透明化 端末価格・割引額・最終支払額を明確に表示することが求められています。

注意しなければならないのは、スマホ本体は安く購入できても、月々の通信費が高くては何の意味もありません。ただし最新高級スマートフォンを使いたいなら、2年返却方式を選択すると良いでしょう

MVNO・格安SIM業者は2万円程度の割引まで

MVNO(仮想移動体通信事業者)では、端末の値引き額が大手キャリア(MNO)に比べて2万円前後までに抑えられていることがほとんどです。

MVNO会社主な値引き例備考
IIJmio最大22,000円引きMNP限定が多い
mineo1〜2万円引き初期費用割引と併用されることも
OCNモバイル(goo Simseller)最大22,000円程度セール時のみの大幅割引あり
BIGLOBEモバイル最大20,000円相当のポイント還元実質的な割引形式

1. 総務省の「上限44,000円」は“通信契約とのセット販売”が条件

  • この44,000円という上限は「通信契約と端末をセットで販売した場合」の話です。
  • MVNOの場合、通信契約は安価で利益が薄いため、端末代を多く値引くと採算が取れにくいのです。

2. MVNOは販売奨励金(インセンティブ)が少ない

  • MNO(ドコモ、au、ソフトバンク)は、販売代理店に多額のインセンティブ(報奨金)を出して端末を安く見せることができました。
  • MVNOにはその余力があまりないため、現実的に値引けるのは1〜2万円程度にとどまります。

3. 廉価モデルが中心

  • MVNOが扱う端末は、もともと価格が控えめなモデル(例:OPPO、Xiaomi、Motorola、SHARPなど)が多いです。
  • このため「2万円引き」でも実質的には半額に近い値引きになることもあります。

シニアにはらくらくスマートフォンでも良いが中級機がお勧め

シニアの友人などの話をまとめると、スマホに関しては、「通話とLINEが出来れば良い」、「老眼が進んできたので画面が小さな機種はいやだ」が希望の大きなポイントです。人によりGoogleマップ・カメラ機能、決済機能を気にする方もいます。

らくらくスマートフォンを使っていたけど、電池の持ちが悪くなってきた、後継機種はどうでしょう?

らくらくスマートフォンの会社は一度倒産して、中国のLenovoの傘下にはいりました。2024年~2025年に新製品(後継機?)を出しました。
以前のらくらくスマートフォンは評価の高い機種ではありませんでした。新型はかなり改善されているようです。

らくらくスマートフォンには数機種あります。主な性能を比較すると下記の表になります。

項目らくらくスマートフォン a (A401FC)らくらくスマートフォン F-53E
発売日2024年11月7日2025年1月30日
キャリアワイモバイルNTTドコモ
ディスプレイ約6.1インチ約5.4インチ 有機EL
解像度1,560×720ドット2,160 × 1,080ピクセル
CPUMediaTek™ Dimensity® 7025Snapdragon 6 Gen 3
メモリ/ストレージ4GB / 64GB4GB/128GB
カメラ(背面)約5,010万画素約5,030万画素(光学手ブレ補正付き)
カメラ(前面)[サブ]約800万画素約1,610万画素
バッテリー容量4,500mAh4,000mAh
防水・防塵防水:IPX5・IPX8
防塵:IP6X
IP68/MIL規格準拠
生体認証指紋・顔認証指紋・顔認証
おサイフケータイ対応対応
外部メモリmicroSDXC™ / 最大1TB最大1TB microSD対応
特徴シンプル操作、迷惑電話対策機能自律神経測定、エコマーク認定

老眼対策で大きな画面が良い場合はらくらくスマートフォン a が良いでしょう。ドコモのF-53Eは画面解像度は高いので老眼眼鏡を都度使うなら選択しても良いでしょう。いずれの機種もメモリーが4GBというのが気になります。操作時に少しもたつくのではないかと心配です。

この項のまとめ

ガラケーを今でも使っていてスマホに乗り換える方、らくらくスマートフォンを使って全く不満を感じていない方(電池の劣化は別)は新発売されたらくらくスマートフォンで問題ないでしょう。

彦左の妻はらくらくスマートフォン(Yモバイル扱いだった)を最初に買いました。
動きがもっさりしている、カメラの性能がいまいち、画面が鮮明ではない(iPhoneと比較して)、一部アプリが対応していない、などの不満があり結局本体代支払い終了後(24回)すぐ乗り換えました。
新しい「らくらくスマートフォン」は、これらの不満点がある程度解消されているようです

スマートフォン本体代金、通信プランのトータルの金額で考えるとIIJmioかYモバイルになると思います。具体的な買い方については次の投稿で説明したいと思います。


スマートフォンにアプリを入れて、ある程度使いこなしている方は、販売価格で5万円~7万円(MNP割引なしで)の中級機を購入するのがお勧めです。

シニア向けスマホ、お勧め中級機、3選と買い方

AQUOS wish4(価格重視)

6.6インチの大型画面で老眼の進んだ方でも見やすい。安心の国産スマートフォン。かんたんモード搭載でらくらくスマートフォンのように使える。価格がこなれていて安い(例IIJmioで乗り換えなら9800円)。

欠点はメモリ/ストレージ4GB RAM / 64GB ROMで少し物足りない、大きいので片手操作しにくい
やや重たい

項目詳細
型番SH-M27(SIMフリー・楽天モバイル版)
SH-52E(ドコモ版)A402SH(ワイモバイル版)
発売日2024年7月4日(ドコモ・ワイモバイル)
2024年7月26日(SIMフリー版)
2024年7月29日(楽天モバイル)
OSAndroid 14
CPUMediaTek Dimensity 700(オクタコア:2.2GHz×2+2.0GHz×6)
メモリ/ストレージ4GB RAM / 64GB ROM(microSDXC 最大1TB対応)
ディスプレイ約6.6インチ HD+(1,612×720)LCD、最大90Hzリフレッシュレート
カメラ背面:約5,010万画素(AIオート、ProPix lite搭載)前面:約800万画素(電子式手ブレ補正対応)
バッテリー5,000mAh(急速充電対応、ワイヤレス充電非対応)
サイズ/重量約167×76×8.8mm / 約190g
SIMnanoSIM / eSIM(DSDV対応)
通信5G(Sub6):下り最大1.93Gbps / 上り最大217Mbps
LTE:下り最大200Mbps / 上り最大75Mbps
防水・防塵IPX5・IPX8 / IP6X(MIL-STD-810H 18項目準拠)
耐薬品性ハンドソープ洗浄・アルコール除菌シート対応
生体認証指紋認証 / 顔認証(マスク対応)
おサイフケータイ / NFC対応(FeliCa搭載)
その他機能かんたんモード、ジュニアモード、迷惑電話対策、Payトリガー(電源ボタン長押しでアプリ起動)
カラーブルー / ホワイト / ブラック(ワイモバイル版のみピンクあり)

AQUOS sense9(一番お勧め)

持ちやすい6.1インチ画面、画面が奇麗なIGZO OLED搭載、メモリ6GB/ストレージ128GBでAQUOS wish4よりゆとりがある。(販売先により8GB+256GBもある)この機種もかんたんモードがある
色数が豊富6色、表の中の価格は参考です(IIJmioで乗り換えなら44,800円)

全般にバランスが良く、お勧め機種です。(ちなみに彦左の妻はAQUOS sense8です)

項目詳細
発売日2024年11月7日(キャリア版)、11月21日(SIMフリー版)
価格(税込)ドコモ:67,100円、au:64,900円、ソフトバンク:69,840円、楽天モバイル:57,900円、SIMフリー版:6GB+128GB 約6万円、8GB+256GB 約6万円台後半
カラーブラック、ホワイト、グリーン、コーラル、グレージュ、ブルーの全6色
サイズ・重量約149×73×8.9mm、約166g
ディスプレイ約6.1インチ Pro IGZO OLED、フルHD+(1080×2340)、リフレッシュレート1~240Hz可変、ピーク輝度2000nit、全白輝度1500nit
プロセッサSnapdragon 7s Gen 2
メモリ/ストレージ6GB+128GB または 8GB+256GB、microSDカード(最大1TB)対応
バッテリー5000mAh、36W急速充電対応、インテリジェントチャージ機能搭載(3年後も電池容量90%維持)
アウトカメラ標準:約5030万画素(F1.9、画角84°、1/1.55型センサー、OIS対応)、広角:約5030万画素(F2.2、画角122°、1/2.5型センサー、マクロ撮影対応)
インカメラ約3200万画素(F2.2、画角78°)、ナイトモード対応
スピーカーステレオスピーカー(口元側BOX構造)、ハイレゾ/ハイレゾワイヤレス対応
生体認証顔認証(マスク対応)/指紋認証
防水・防塵・耐衝撃IP68、MIL-STD-810H準拠(耐衝撃落下はMIL-STD-810G)
SIM仕様nanoSIM + eSIM、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)対応
その他機能おサイフケータイ、NFC、USB Type-C(USB3.2 Gen1)、DisplayPort v1.4対応、イヤホンジャック非搭載、OSバージョンアップ最大3回、セキュリティアップデート5年、AQUOS独自機能(エモパー、迷惑電話対策、かんたんモードなど)

arrows We2(価格重視)

エントリーモデルながら5G対応や防水・防塵・耐衝撃性能を備える。​長寿命バッテリーやおサイフケータイ対応、シンプルモードという簡略表示可能。
実は「らくらくスマートフォン」と同じ会社(FCNT)が作っているので表示が違う「らくらくスマートフォン」という位置付けかもしれません。(IIJmioで乗り換えなら9800円)
なおワンランク上のarrows We2 Plusもコストパフォーマンスが良い(IIJmioで乗り換えなら19,800円)

項目詳細
発売日2024年8月16日(NTTドコモ)、2024年10月1日(NUROモバイル)
価格(税込)NTTドコモ:22,000円、QTモバイル:36,960円、NUROモバイル:34,800円
カラーライトブルー、ネイビーグリーン、ライトオレンジ
サイズ・重量約155×73×8.9mm、約179g
ディスプレイ約6.1インチ TFT液晶、HD+(1560×720)
プロセッサMediaTek Dimensity 7025(オクタコア:2.5GHz×2+2.0GHz×6)
メモリ/ストレージ4GB RAM / 64GBまたは128GB ROM、microSDXC(最大1TB)対応
バッテリー4,500mAh、急速充電対応(USB PD 3.0)
アウトカメラ約5,010万画素(F1.8、広角)+約190万画素(F2.4、マクロ)
インカメラ約800万画素(F2.0、広角)
防水・防塵・耐衝撃IPX5/IPX8(防水)、IP6X(防塵)、MIL-STD-810G準拠の耐衝撃性能
生体認証指紋認証、顔認証
おサイフケータイ/NFC対応/対応
SIM仕様nanoSIM+eSIM(デュアルSIM対応)
対応バンド5G:n1/n3/n28/n77/n78/n79、4G LTE:B1/B3/B8/B18/B19/B28/B41/B42
Wi-Fi/BluetoothIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.2
その他機能3.5mmイヤホンジャック、USB Type-C(USB 2.0)、FMラジオ(ワイドFM対応)、テザリング(Wi-Fi:10台、USB:1台、Bluetooth:4台)

iPhoneも視野にいれてほしい

iPhoneも検討材料にいれてほしいという訳は、2025年4月時点で、日本におけるiPhone(iOS)のスマートフォン市場シェアは約6割です。(https://gs.statcounter.com/

貴方がスマホの使い方や設定で困った時、お子さんだったり、ご友人だったりなど近くに聞ける人はいますか?

操作等を尋ねる時、androidスマホとiPhoneのOSは違うのでiPhoneユーザーにandroidスマホのことを聞いても良く分からないことが多々あります。

市場シェアが約6割もあれば身近に一人くらいはiPhoneユーザーがいてもおかしくありません。特に頼えるお子さんがiPhoneユーザーなら中古でもiPhoneの購入をお勧めします。

もちろんiPhone 16e(99,800円)などが買える方は新品がお勧めです。シニアの使い方であれば、iPhone12pro (Apple認定整備済製品)が(iijmio乗り換えで39,800円)候補に挙がります。

問題は、iPhone 16eが予想より高かったのでiPhone12~15の中古製品が大人気となり、品薄です。
なお、メルカリやヤフオクなどの出品物には手を出さないようにしましょう。